手賀沼の案内人 no.26 我孫子野鳥を守る会さん 手賀沼の野鳥を見守り続けて50年 「我孫子野鳥を守る会」の創設は1972年、野鳥愛好家が集まり設立されました。野鳥を楽しみ、自然を大切にするこころを育て、人と鳥が共存する環境づくりに取り組む団体です。山階鳥類研究所の誘致活動や、ジャパンバードフェスティバルの立ち上げに関わったメンバーも多くいます。現在の会員は約240名。毎月第二日曜日の探鳥会、関東近郊での観察会、展示会や手賀沼を訪れる学校向けのガイド、台湾やモンゴルの活動団体との交流など、様々な活動を行っています。手賀沼での定点観測を42年も続けており、種の変化や数の増減も見てきた、まさに手賀沼の野鳥のプロフェッショナル!手賀沼は、沼に田んぼに斜面林と、狭いエリアに多様な自然環境が存在し、年間100種類以上の野鳥が観察できる、全国でも貴重な場所です。手賀沼での野鳥観察、ぜひ皆さんも楽しんでください! 多様な活動を支える多様なメンバー 会員も多様で、鳥好きの方はもちろん、写真愛好家や環境活動家、研究者もいます。遠征での観察会は、各メンバーの得意な地域があり、順番でホストを担当するようです。会員同士で自分の得意分野をレクチャーする勉強会も開催されているとのこと。健康のために散歩している中で手賀沼の野鳥のガイドブックに出会い、探鳥会に参加された方や、手賀沼の写真を撮っている中で鳥が多いことに気付き、野鳥に関心を持った方など、メンバーのバックグラウンドや興味も様々。みんなでアイデアを出し合って、様々な企画に取り組んでいます。最近では、HPを一新したり、こども向けの探鳥会をやったり、新しいチャレンジも。手賀沼の自然環境のように個性豊かなメンバー。それをお互いが大切にし築かれる多様性。そんな魅力たっぷりの「我孫子野鳥を守る会」の探鳥会、参加してみてください! 我孫子野鳥を守る会 野鳥を愛し、観察を楽しみながら、野鳥と自然環境を守る活動に取り組んでいます。 HP : http://abikoyacho.org/ MAIL : aym@abikoyacho.sakura.ne.jp ※この記事は2019年12月に執筆されています。