手賀沼の案内人 no.13 科学ジャーナリスト 柴田佳秀さん 手賀沼は絶好の生き物観察スポット 手賀沼の魅力はなんといっても「遮るものが何もない開けた沼の景色」だと柴田さんは言います。こんなに都心から近くて簡単にたくさんの生き物を観察できる場所はなかなかないのだそう。まさに自然観察にうってつけなんです。だからこそ手賀沼でのバードウォッチングは鳥好きたちに大人気。四季折々の鳥たちの観察が楽しめます。特に手賀沼でのバードウォッチングにおすすめなのが冬の時期です。手賀沼は冬に渡り鳥が多く来るため、観察できる種類が多いそうです。柴田さんは手賀沼周辺で生き物観察会やバードウォッチング会も行っています。「子どもたちに身近な自然を楽しんでもらいたい」という思いで、柴田さん自身もわくわくしながら観察しています。ぜひ参加してみて、柴田さんと一緒に身近な自然の面白さを体験してくださいね。 身近にある自然を楽しむ 不思議なことに柴田さんと話していると、生き物にそこまで関心がなくても、どんどん生き物の奥深さに惹かれていきます。それもそのはず、柴田さんは元々生き物番組のディレクター。生き物にとても詳しく、現在は生き物に関する本の執筆を手掛けています。 小さいころから魚釣りが大好きで、鳥にも関心が強かったそう。大学では、アメンボの研究を4年間続けました。身近にいる生き物の生態に興味があり、研究するようになったといいます。 そんな柴田さんは、柏に来てから手賀沼でよく釣りをし、釣りを楽しむお年寄りの方々と仲良くなったそうです。毎日釣りをする元気な姿を見て、「手賀沼で時間を過ごすことで、みなさんすごく元気。こうした居場所が日常を豊かにしてくれる。」と感じたそうです。「手賀沼」という身近な自然を楽しみながら、大切にしていきたいですね。 柴田自然研究所 シバラボ 柴田さんが執筆した本や、講師を務めたイベント等の情報が掲載されています。「手賀沼研究室」では、手賀沼の魚がたくさん紹介されています。 HP : http://shibalabo.eco.coocan.jp/index.htm 『手賀沼ミニ野鳥図鑑』道の駅で発売中! 柴田さんは子育てに専念するため仕事をやめて主夫になりましたが、ご縁があって現在は生き物関連の本の執筆をしています。この野鳥図鑑も文章とイラストを柴田さんが執筆・作成しています。ぜひ手にとってみてくださいね。 ※この記事は2018年11月に執筆されています。