手賀沼の案内人 no.27 大山農園 大山秀夫さん 農家は毎年がチャレンジ 手賀地区で大根やネギ、トウモロコシ等を生産している大山さん。特に大根は直売所でも大人気です。今年は台風の影響で手賀沼周辺の農家も苦労しましたが、「農家は天候に合わせて動かなければいけないけれど、それが面白さでもある。先を読みながら、丁寧に手をかければ、野菜はしっかり応えてくれる。」と笑顔で話します。「農家は毎年がチャレンジ。失敗から学んで来年はこうしよう、と常に考えている。」と、何事にも前向きな大山さん。8年前からは、地元の農家仲間と収穫体験事業にも取り組んでいます。大山さんはトウモロコシを担当。夏休みにお客さんに楽しんでもらえるよう、工夫しながら時期を合わせて栽培しています。地域では、柏市指定文化財の手賀ばやしの演奏や、小学校の通学路の見守りにも参加しています。地域を大切にする大山さんの野菜、ぜひ食べてみてください! 自分なりのスタイルを築く 賀地区の農家に婿入りした大山さん。平日はサラリーマン、土日は奥さんのご実家のお手伝い、という日々でした。ただ、そんな生活もどこか中途半端に感じていたのだそう。「農業をやるならしっかりやろう!」と、サラリーマンを辞めて農家に。農業は全く初めてでしたが、「自分は自分のスタイルを築こう!」と、様々なチャレンジをしていきました。ご両親は米中心でしたが、まず冬のほうれん草に挑戦。周りでは誰もやっていなかったトンネルでの春大根も始めました。「周りには頼らず自分で考えてチャレンジする」ことが、サラリーマン時代からのポリシー。「自分の畑だけでなく、他所の畑にもよく足を運び、勉強熱心。最初は農業なんてできるのか心配でしたが、真面目に自分なりのやり方を確立してきたところはすごいと思います。」と奥さんは笑顔で言います。二人三脚で農業を営む大山さんご夫妻、お話ありがとうございました! 大山農園 手賀地区で大根・ネギ・トウモロコシ等を栽培。市場集荷がメインですが、道の駅直売所でも販売しています。 大山さんに会いに行こう! 「農菜土」の収穫体験では、畑で自分の手で野菜を採って食べることができます。農家さんと直接話せるのも魅力の一つです。夏のトウモロコシは大山農園で開催。大山さんに会いに行ってみてください! ※この記事は2020年1月に執筆されています。