手賀沼の案内人 no.40 美しい手賀沼を愛する市民の連合会さん 市民の想いから生まれた連合会 美しい手賀沼を目指して、手賀沼周辺では様々な団体・組織が活動しています。そんな団体の連絡会となっているのが「美しい手賀沼を愛する市民の連合会(通称、美手連)」です。 美手連の活動内容は大きく分けて3つあります。1つ目は行政との協働事業。手賀沼統一クリーンデイや手賀沼流域フォーラム等のイベント、協働調査を行っています。2つ目は特定外来生物の駆除などといった在来生態系の保全復元活動。そして3つ目が子どもたちに対する環境学習などの啓発事業です。 そんな美手連の特徴は「自分たちでできることは自分たちでやっていこう」というスタンスのメンバーが多いこと。そのため外来生物駆除活動の際にも、皆さん胴長を履いて、積極的にヌマに入っていきます。自らアクションしていく姿勢、見習っていきたいですね。 次世代へのバトンタッチに向けて 「汚れてしまった手賀沼を何とかしたい!」という思いで市民が集まり、立ち上げられたという美手連。環境系だけでなく、景観、文化、消費者の会など、20団体で構成されています。様々な分野から多様な意見が出てくる美手連だからこそ、行政側も聞く耳をもち、協働事業につながっているそうです。きれいにするだけでなく、生きものたちが住みやすい豊かな(=美しい)手賀沼になるよう、みんなでがんばっています。 美手連の今後について、顧問を務める小倉さんは次世代に継承していくことが大切だと考えています。「環境に配慮しながらも、手賀沼の魅力を発掘したり、より良い場所にしていこうというムーブメントがこれからは大事」と語る小倉さん。様々な団体が活動を進めてきた手賀沼ですが、世代間のコラボレーションも進んでいきそうですね。これからの手賀沼が楽しみです。 美しい手賀沼を愛する市民の連合会 「沼と共に生きる周辺地域の自然・生活環境のより良きあり方を学習し、美しい手賀沼によみがえらせる」ことを目的に、1995年に誕生した市民団体の連絡会。 この記事は2021年8月に執筆されています。