37代目住職。今後は音楽イベントなど、今までのお寺のイメージとはかけ離れたものにチャレンジしてみたいそうです。
御神木の大杉の下 開かれたお寺として
柏市大井にある「日蓮宗 長國山 妙照寺」。参道を上り境内に入ると、右手に現れる大きな杉の木に圧倒されます。樹齢750年を越えるとされている大杉は、幹周りが約6メートルあり、柏市にある最も大きな木として、市の文化財に指定されています。杉の木の下には竜神様を祀ったお堂があり、地域一帯を風水害から守っているそうです。住職の観常さんは「この大杉をたくさんの方に見てもらい、その時の自分の心で何かを感じ取ってほしいですね。」と話します。もっとお寺を身近に感じてほしいとの想いから、本堂では、月に1度「寺ヨガ」を開催。最近では、テレビドラマの撮影を受け入れたことから、ロケ地巡りで遠方から訪れる方も増えたそうです。「本来、お寺は誰でも気軽に来れるような、身近な存在なんです。どんなきっかけでも良いので、境内に足を運んでもらえると嬉しいです。」と話し、地域に開くことで、敷居が高いお寺のイメージを少しずつ変えていきたいと考えているそうです。
地域住民、檀家さんと一緒に作る妙照寺大祭
地域に開かれたお寺である一方で、地域を支えていくお寺として、災害時に拠り所となるような場所でありたいと考え、能登半島地震をきっかけに境内に井戸を掘りました。毎年7月の第1土曜日に開催される「妙照寺大祭・信心題目祈祷会」。この日の夜に大井のまちを練り歩く行列も、地域の子ども達が元気に育つようにとの祈りが、地域の支えとなり、今でも続いています。檀家さんや地域の方々が団扇太鼓を持ち、纏を振りながら歩く光景は、大井地区の夏の風物詩となっています。25年ほど前からは、この日に合わせて自分たちで屋台を出し、お祭りをさらに盛り上げています。「これも地域の子どもたちにもっとお寺に親しんでほしいとの想いから始めました。」と観常さん。提灯、屋台の設営、お祭りで行われるビンゴ大会なども、檀家さん、地域の方々と一緒に作り上げます。今年も7月4日土曜日に、雨天決行で開催されます。 ぜひ、お寺と地域が一体となった妙照寺大祭を訪れてみてはいかがでしょうか。

御神木の大杉。大祭の日にはライトアップされ、雄大さが更に際立ちます。

「寺ヨガ」では、普段は公開されていない本堂で、体と心を整えます。

大祭の日の行列は午後7時から。日蓮聖人のねぶた像や花笠と共に地域を練り歩きます。