味わい深い料理をおめでたい席で
手賀沼の北側・現在の我孫子駅周辺は、江戸時代には宿場町として栄えていました。割烹旅館角松本店は、その時代から現在まで続いている、歴史の長いお店です。
料理について、若女将の真由美さんに尋ねると「特にこだわっているのが前菜。柿の白和えなど、珍しい組み合わせだけど美味しいねとお客さんから褒められます。」ひと口食べてみると、柿の甘さと柔らかな大豆の風味が組み合わさり、優しくて奥深い味の一皿です。前菜以外も逸品ぞろいで、コースの初めから終わりまで飽きないように見た目も食感も工夫されています。料理の内容は季節ごとに変わるので、訪れるたびに四季折々の味を堪能できますよ。
以前は接待の利用が多かったそうですが、最近ではお食い初めや七五三、卒寿といったお祝いの席で利用されることが増えました。おめでたい事があった時などには角松の門をくぐり、ゆったりと雅な一時を過ごしてみませんか。
宿場町だった時代から脈々と続く歴史
角松に一歩足を踏み入をれると、大通りに面しているのにとても静か。歴史を感じられる建物や庭園は趣があり、閑静な雰囲気に心が洗われます。
女将の淑江さんは「この建物は宿場町の真ん中あたりに位置していました。嫁いできたころは宿場町のなごりで、旅館やお風呂屋さん、お菓子屋さんが周りにありましたよ。」と歴史を振り返ります。大正時代に我孫子に住んでいた嘉納治五郎も、うなぎを食べに角松に通っていたそう!「昔は手賀沼でうなぎが獲れましたが、お店の近くにも生簀があり、うなぎが泳いでいましたよ。」
嘉納治五郎の他にも、明治天皇や板垣退助など、歴史の教科書に出てくる著名人が多く訪れている角松。そんな立派なお店が、手賀沼の近くに残っているということがなんだか誇らしいですよね。宿場町としての歴史を、角松で感じてみてはいかがでしょう。

