柏市片山で代々300年以上続く農家。職業柄、定期的なお休みが難しいなか、仕事終わりの一杯が楽しみという茂幸さん(右)。雄一さん(左)は2児のパパ。たまのお休みには、家族でお買い物に出かけてリフレッシュ♪
代々続く農家をこの先もずっと
柏市片山で300年以上続く農家の染谷茂幸さんと息子の雄一さん。茂幸さんが先代から引き継いだのは40年以上前のこと。その頃は約3町だった田んぼが、今では10町ほどに拡大しました。高齢化や後継者不足で、田んぼを手放す親戚からの相談があり、徐々に増えていったそうです。多くの農家が後継者不足に悩むなか、歴史ある家業を継ぐことについて伺うと、「代々続く農家を継ぐことは自然なことでした。農家以外は考えていなかったです」と茂幸さん。雄一さんもまた、「小さい頃から一緒に畑に行き、父の背中をずっと見てきたので、家を継ぐことは当たり前に思っていました」と話します。プレッシャーや抵抗は特になかったと話すお二人ですが、気候の変化や、様々な社会情勢に不安はあると語ります。今後の展望についても「高望みはしません。今までやってきたことを続けるだけです」と話すお二人。「今まで通り農業が続けられ、おいしいお米や野菜が食べられる、平和な世の中であってほしい」との願いを聞くことができました。
変化する気候 進化する農業に対応
染谷さんのお米のメイン品種は「コシヒカリ」。その他には「あきたこまち」「粒すけ」、今年からは稲が倒れにくい「にじのきらめき」にも挑戦しました。いくつかの品種を栽培することにより、収穫時期がずれ、作業がしやすくなるそうです。ただ、今年のように長雨が続くと思うようにはいかず、晴れた日に一気に稲刈りを行うことに。その際に、できるだけ効率よく進めるため、農機具の管理も欠かしません。「畑と違って、田んぼはどうしても機械の力が必要になるので、メンテナンスや簡単な部品交換は自分たちでやります」とのこと。茂幸さんが家業を継いだ頃から比べると農業の進化も著しく、栽培方法や新しい農機具について、日々情報収集をしているそうです。お米の他には、約2町の畑で野菜も栽培しています。道の駅しょうなんに出荷する際に、お客様に話しかけられることもあり、「おいしかった!」との声をいただくことが励みになっているそうです。これからの時期は落花生、里芋などを出荷するそうですので、ぜひチェックしてみてください!

収穫したお米を脱穀する様子。雨の日は、屋内の作業場での仕事が続きます。

作業場には、かつて田んぼの水を管理するために使われていた、水車がありました。

染谷さんのお米は、道の駅しょうなんの新米コーナーに並んでいます。メインの「コシヒカリ」は10月中旬頃から出荷される予定です。