美味しいいちごを支える努力
手賀沼の湖畔にあるストロベリーランド手賀では、「章姫」「紅ほっぺ」の２品種を栽培しています。ふんわり甘酸っぱい香りに包まれているハウスに入ると、花蜂が小さな白い花から花へ飛び回りせっせとお仕事中。おじいさんの代からこの地で花農家をしていた村田さんは、農家を継ぐために大学で農業を学び、花農家の設備を活かして卒業と同時にいちご栽培をスタートしました。ストロベリーランド手賀は「高設水耕」という方法で栽培しています。土耕栽培と違い、いちごがぶら下がっていて、日が均等に当たり、均一に赤くなります。温度や肥料など、常にいちごの状態を観察しながら、管理していかなくてはいけません。「いちご農家になってから、スキーに行けなくなっちゃったんです」と笑って話す村田さん。いちご農家になって2０年、天候や日照などが変わるので毎年勉強の繰り返し。創意工夫を重ね、真摯にいちごに向き合っている姿が印象的です。手賀沼のいちごは個性豊か
ここ手賀沼は、いちご農家が集まっているエリアで、それぞれの農家がこだわりの品種、栽培方法で育てています。色々な品種を食べ比べて楽しんでもらいたいですね。いちごで手賀沼を盛り上げていきたいです！」と村田さん。手賀沼の冬の楽しみ方として、直売所巡りと採れたていちごの食べ比べ。オススメです！村田さんは、手賀沼周辺の農作物収穫体験の取り組みにもスタッフとして長年参加しています。「今はいちごの収穫体験はしていないけれど、将来的にはチャレンジできたらいいな。農地の拡大や人手の確保など課題はあるけど、お客さんに喜んでもらえるし、もっと地域の魅力をつくっていきたいですね。」そんな村田さんの日頃の楽しみは曙橋の散歩。当協議会が昨年実施した橋のライトアップも「幻想的でした！」と見てくださっていました。地元農家さんと一緒に、手賀沼の魅力づくりをこれからも頑張ります！
