家業の梨園をご主人と継いで40年。梨の収穫が終わり、少しだけ落ちついた頃に、二人で趣味の旅行に出かけるのが楽しみだそうです。
親から子、子から孫へ受け継がれる梨園
「中学生の時に梨園を継ぐ話が出て、特に疑問や抵抗もなく、そういうものだと思っていました。」と、自然と家業を継ぐ気持ちになっていたと朗らかに話す江口通世さん。元々は野菜を栽培していたお父様が、約50年前に梨園を始めたそうです。農業大学校を出て、一般企業に就職したのち、結婚を期にご主人と梨園を継いだ江口さん。そこから約40年が経ち、ちょうど今、梨の木の植え替えのタイミングがやってきたそうです。梨の木は約40年ほどを過ぎると古くなり、実が成りにくく枯れてしまうそう。新しい苗を植えても、出荷できる梨になるまでには5年ほどかかるため、自分たちの代で梨園を閉じることも考えていたそうです。しかし、江口さん同様、自然な流れで息子さんが継ぐことになり、現在は約2ヘクタール弱の梨園を3人で管理しています。広い農地でできるだけ効率よく美味しい梨を収穫できるよう、ご主人は顕微鏡で花粉の発芽率を確認するこだわり。家族で業務を分担しながら、美味しい梨づくりに励んでいるそうです。
遠くからお客様がくる人気の直売所
8月上旬から幸水の出荷が始まり、豊水、新高、秋月、王秋と、10月上旬まで品種の違いを楽しむことができる梨ですが、梨園ではそのあとも作業は続きます。収穫が終わり、葉っぱが落ちた頃に肥料を施し、冬の剪定、春の交配、網張、摘果など、私たちが美味しい梨を食べられるのは、そうした年間を通しての管理があってこそだと感じました。江口果樹園の梨は、「道の駅しょうなん」や、農園併設の直売所で購入できます。直売所では、お話を伺っている間も予約の電話が鳴ったり、常連のお客様が購入しに来たり、その人気ぶりが伺えました。中には、いすみ市や、埼玉県からくるお客様も。注文は常連さんにお送りするDMや、電話で受け付けているそうです。これからは息子さんを中心に、インターネットでの販売も検討しているそうで、時代に合わせて色々な方法にチャレンジしていくことを考えているとのこと。今後、益々多くの方に江口果樹園の梨を堪能していただけそうですね。

直売所がある果樹園へは、息子さん手作りの看板が目印。

直売所では、収穫したての梨を江口さんから直接購入することができます。

「道の駅しょうなん 知産知消マルシェ」では、売り切れることもあるので早めに行くのがオススメ。